【どう決めているの?】世界遺産の顕著な普遍的価値とは??
こんばんは。
だいばおです。
今日、家で一緒に暮らしている猫ちゃんをお風呂に入れたのですが、
もちろん、大騒ぎでした(´;ω;`)(´;ω;`)
疲れました笑
さて、今回は世界遺産の顕著な普遍的価値について解説していきます。
世界遺産の登録の際には、【顕著な普遍的価値】という価値が必要になります。
なんとなく、登録でいいんじゃない??という感じでは決めてはいないのですね。
・顕著な普遍的価値とは、
「人類全体にとって現在だけでなく、将来世代にも共通した重要性をもつ価値」です。
評価するのは、世界遺産委員会諮問機関になります。(諮問機関は後で紹介します。)
その後、世界遺産委員会での審議に入るという流れです。
この顕著な普遍的価値を評価する基準に、登録基準というものがあります。
登録基準は10つに分けられています。
・ⅰ
人類の創造的資質や人間の才能を示す遺産で、世界的に有名な文化遺産の多くでこの基準が認められている。
・ⅱ
文化の価値観の相互交流を示す遺産で、交易路や大きな文明が接する位置に存在する遺産の認定が多い。
・ⅲ
残存するあるいは消滅した文化的伝統や文明の存在に関する証拠を示す遺産で、人類の化石遺跡なども含まれる。
・ⅳ
人類の歴史上の代表的な段階を示す建築様式、建築技術、科学技術の発展段階を示す遺産。
・ⅴ
独自の伝統的集落や、人類と環境の交流を示す遺産で、存続が危ぶまれている集落や景観もこの基準に含まれる。
・ⅵ
人類の歴史上の出来事や芸術、伝統、宗教などと強く結びつく遺産で、他の基準と併せて用いられることが望ましい。
・ⅶ
自然美や景観美、独特の自然現象を示す遺産で、世界的に有名な自然遺産の多くでこの基準が認められている。
・ⅷ
地球の歴史の主要段階を示す遺産で、地形や地層だけでなく、恐竜や古代生物の化石遺跡などもこの基準に含まれる。
・ⅸ
動植物の進化や発展の過程、独自の生態系を示す遺産で、現在進行中の生態学的、生物学的の代表例も含まれる。
・ⅹ
絶滅危惧種の生息域でもある、生物多様性を示す遺産で危機遺産リストに登録されている自然遺産の多くでこの基準が適用されている。
文化遺産がⅰ~ⅵ、自然遺産はⅶ~ⅹ、複合遺産は、両方を認められたものになります。
この登録基準での説明では、ピンと来ない人も多いのはないでしょうか?
それは一つ一つ、後で紹介したいと思います。
いかがでしょうか?
今回はこのへんにします。
ではでは!!