【危機を救え!】世界遺産の危機遺産リスト
こんばんは。
だいばおです。
最近、月額のサービスが流行っていますよね。
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今さっき、無料お試しをまた、申し込みしてしまいました。
さて今回は危機遺産リストについてです。
危機遺産リストとは
世界遺産リストの中でも特に、危機に瀕している遺産が登録されているリストです。
重要なのは、世界遺産条約に基づき援助要請されている場合に登録されるという点です。
しかし、危機遺産リストを否定的に捉える締約国が多いことが問題になっています。
例えば、ネパールの「カトマンズの谷」では2015年に発生した大地震以降、危機遺産リストへの掲載勧告が出ていましたが、危機遺産リスト入りを拒否しています。
本来であれば、危機遺産リストへの掲載は当該国の合意は必要がなく、世界遺産委員会が決定すれば掲載できるルールですが、現状、このルールが守られていません。
一方で、危機遺産リストに掲載されて問題が解消された場合も当然あります。
実際に、パレスチナ自治区の「イエス生誕の地:ベツレヘムの聖誕教会と巡礼路」では、世界遺産登録と同時に危機遺産となる緊急的登録推薦という方法で登録されましたが、保全状況が改善されたため、危機遺産リストから解除されました。
危機遺産リストに掲載されたことで、イコモスなどの助言をもらいながら保全管理計画が作成され評価された。このように、危機遺産リストに掲載されることで、自国の遺産が保護されるというメリットもあります。
危機遺産リストに登録されたとしても、否定的に捉えるのではなく、
本来の世界遺産の理念である「保護・保全」に立ち返ることが重要ではないかと思います。
今回は、ここで終わりです。
ありがとうございました。