【危機を救え!】世界遺産の危機遺産リスト
こんばんは。
だいばおです。
最近、月額のサービスが流行っていますよね。
ついつい30日無料とか言われると、入っちゃいますよね。
今さっき、無料お試しをまた、申し込みしてしまいました。
さて今回は危機遺産リストについてです。
危機遺産リストとは
世界遺産リストの中でも特に、危機に瀕している遺産が登録されているリストです。
重要なのは、世界遺産条約に基づき援助要請されている場合に登録されるという点です。
しかし、危機遺産リストを否定的に捉える締約国が多いことが問題になっています。
例えば、ネパールの「カトマンズの谷」では2015年に発生した大地震以降、危機遺産リストへの掲載勧告が出ていましたが、危機遺産リスト入りを拒否しています。
本来であれば、危機遺産リストへの掲載は当該国の合意は必要がなく、世界遺産委員会が決定すれば掲載できるルールですが、現状、このルールが守られていません。
一方で、危機遺産リストに掲載されて問題が解消された場合も当然あります。
実際に、パレスチナ自治区の「イエス生誕の地:ベツレヘムの聖誕教会と巡礼路」では、世界遺産登録と同時に危機遺産となる緊急的登録推薦という方法で登録されましたが、保全状況が改善されたため、危機遺産リストから解除されました。
危機遺産リストに掲載されたことで、イコモスなどの助言をもらいながら保全管理計画が作成され評価された。このように、危機遺産リストに掲載されることで、自国の遺産が保護されるというメリットもあります。
危機遺産リストに登録されたとしても、否定的に捉えるのではなく、
本来の世界遺産の理念である「保護・保全」に立ち返ることが重要ではないかと思います。
今回は、ここで終わりです。
ありがとうございました。
【戦後再建】第二次世界大戦後に再建された世界遺産を紹介!
こんばんは!
だいばおです。
本日は、終戦記念日ですね。
戦争の歴史を忘れずに、伝えて行く活動が継続的に行われるといいですね。
さて、今回は、第二次世界大戦後に再建された世界遺産を2つ紹介したいと思います。
それは、
です。
これらの遺産は、第二次世界大戦中に、破壊されてしました。しかし、全く違う形で、再建され、世界遺産に登録されたのです。この背景には、歴史の伝え方は国や権力者によって変化するということが言えます。
詳しく、説明します。
まず、ポーランドのワルシャワの歴史地区では、第二次世界大戦でナチス・ドイツに街を破壊されてしまいます。しかし、その後、古い図面や写真、風刺画を参考にして、
『壁のひび一本まで忠実に』 と言われ、復元することを目指したといいます。
このように、街並みを昔のように再建しました。
一方で、フランスのル・アーヴルは、同じく第二次世界大戦で破壊されてしまいますが、オーギュスト・ペレによって、近代的に再建されました。当時の最新の技術を使い、戦後の都市改造の成功例とされています。
こちらでは、別の都市として生まれ変わったとも言えます。
このように、戦後の再建と言っても、このように全く違うというのがわかったと思います。
それが、今や世界遺産になっているのは、嬉しいことですよね。
歴史を伝えて行くのは、国によって違いますが、この2つの世界遺産に共通した、第二次世界大戦での破壊という悲しい歴史は変わりません。それを忘れてはいけません。
その活動のひとつに世界遺産活動があり、歴史を振り返ることが重要なのかもしれません。
今回はこの辺で!
ではでは!
【リストから削除!?】世界遺産リストから削除された遺産を紹介!
こんばんは。
だいばおです!
今日、美容室に行ってきました!
久しぶりに行ったので、かなりスッキリしました。
あの、シャンプー後のマッサージが好きなんですが、わかりますか?笑
さて、今回は、世界遺産リストから削除された遺産が2つあるので、紹介したいと思います!
まず、世界遺産に登録されてから、削除されるのか!? と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか?
また、最近では、韓国の徴用工の問題から、明治日本の産業革命遺産の世界遺産取消要求問題などがあり、世界遺産の削除について、知られるようになりました。
この、韓国の行動は異例ではありますし、良くない行動ではあります。
しかし、実は、どの遺産にもリストからの削除の可能性がないとは言えません。
簡単に説明すると、
・遺産の特徴が失われるほど、状態が悪化する場合。
・遺産の特質が、締約国により必要な改善措置が行われなかった場合。
なとがリストからの削除の条件になり、
その後の世界遺産委員会で、投票の3分の2以上で、正式に削除が決定します。
その中で、削除された遺産が2つあります。
・オマーンのアラビアオリックス保護区
・ドイツのドレスデン・エルベ渓谷
になります。
オマーンのアラビアオリックス保護区は、
オマーン政府が、保護区内の天然資源の確保のため、保護区を90%削減する政策を発表したため、リストから削除されました。
遺産保護よりも、経済政策を優先した形です。
また、ドイツのドレスデン・エルベ渓谷では、住民の利便性を向上させるため近代的な橋を建設することが、住民投票によって決定しました。この橋が、渓谷の景観を破壊するということです。その後、建設されたためリストから削除されました。
こちらは、住民生活の改善を優先させた形です。
この2つの共通点は、遺産保護が優先されなかったということです。
非常に難しい問題で、人間が暮らすには開発も、利便性向上も必要なことです。
遺産を保護することが、直接利益になるような仕組みが必要だと思います。
このように、世界遺産リストから削除される遺産には、私たちが今後も考えていかない重要な課題が隠れているのです。
このような事例から、私たちは学んでいかなければなりません。
そして、伝えていくことも重要です。
いかがでしょうか??
非常に難しい問題ですよね。
日本に住む私達は、文化財保護法など法律が整っていることなどもあり、世界遺産を保護しないことに違和感を感じる方もいらっしゃると思います。
一方で、他国の世界遺産に登録されている地域の住民の方で、世界遺産に登録されたことで、自由な生活ができない!!と感じている人もいるでしょう。
ホント難しいですね。
皆さんはどう考えますか?
※美容室の帰りに自転車に乗ると、サドルがびっくりするぐらい熱かったです笑
【多すぎる?】世界遺産の上限
こんばんは。
だいばおです!
最近は、夜に散歩をするようにしてます!
昼は危険な暑さですし、涼しい家の中で一日中だらけちゃうので笑
夜散歩、おすすめです。
さて、今回は【世界遺産の上限】について僕なりの意見をまとめたいと思います。
現在、世界遺産は1121件登録されています。
この数を皆さんは、どう思いますか??
僕は、少し多いような気がします。
理由は、2つあります。
・顕著な普遍的な価値という普遍的な部分が、数が多いことで多様性になり、反してる可能性があるから
・遺産の保護管理が大変になること
が僕の意見です。
まず、普遍的と多様性で反してるという点は、多様性が、普遍的になればより、文化の相互理解へと繋がるという意見もあると思います。確かに、その通りだなと感じます。
ただ、事実として、世界遺産の価値を評価する世界遺産委員会諮問機関ですら、評価しにくい遺産が増加しています。
グローバルストラテジーという、世界遺産条約の不均衡(グローバルストラテジーは後の記事で紹介します)を是正する方針から、不均衡が是正されつつあるものの、世界遺産に登録される範囲が広がったため、専門家である諮問機関ですら評価しにくい遺産が増加しました。
もちろん、諮問機関の意見がすべてではないですがこれは、果たして普遍的なのでしょうか?
世界遺産の数が増加すれば、価値を証明する側は、他の世界遺産の価値とは違う価値を証明しなければなりません。より、地域の価値を証明しなければいけないのです。
それは、普遍的とは矛盾するのではないでしょうか?
2つ目に、遺産の保護管理が大変になります。世界遺産はあくまで、遺産の保護、保全が目的です。世界遺産基金という遺産を保全する際に、使えるお金があるのですが、使えるお金は限られています。
数が増えれば、割り当てられるお金は減りますよね。
また、現在、世界遺産基金は世界遺産の新規登録事業に大きく割り当てられていて、肝心の遺産保護や、危機遺産にはあまり割り当てられていません。この現状からも、
これ以上、世界遺産の数を増やすことは現実的ではないと思います。
いかがでしょうか。
皆さんは、どのように考えますか??
正解はないと思います。重要なのは、議論することです。
気軽にコメント下さいね!
ではでは!!
※ラーメンがあまり好きではない僕ですが、たまに無性にラーメンを食べたくなります。あれはなんでしょうね??しかも、夏に。不思議だ(´;ω;`)
世界遺産活動が世界平和へと繋がるのか??
こんばんは。
だいばおです。
今日はホントに暑かったですね(´;ω;`)
群馬県の伊勢崎市では、40度を超えたとニュースで見ました。
くれぐれも、皆さん、熱中症にはお気を付けてくださいね。
さて、今回のテーマは『世界遺産活動が世界平和へと繋がるのか??』
です!!
結論は、私は繋がると考えています。
詳しく説明します。
ユネスコは
第二次世界大戦後、二度と戦争を繰り返さない平和な世界つくることを目的に設立
された機関です。
ユネスコ憲章の前文には、
【戦争は人の心の中に生まれるものだから、人の心の中にこそ、平和のとりでを築かなければならない。】とユネスコ憲章前文に書かれています。
戦争は、ミサイルなどの武器をなくすだけではなくならず、
そもそもの人間の憎しみなどを減らしていかないといけません。
その活動の一つが【世界遺産活動】
になるわけです。
世界中の様々な、文化を知ることや相互理解を深めるには、世界遺産活動は貢献していると言えるのではないでしょうか?
また、世界遺産は顕著な普遍的価値を有するものですが、この普遍性が多様性を含めることになれば、より文化を知ることにもなり、相互理解が促進すると思います。
実際に、世界遺産に行ってみたり、勉強したりすると、
「こんなところあったんだ!」とか
「行ってみたい!」など色々な感想が出てくると思います。
それは、文化を理解し人間の憎しみを減らしている、立派な活動だと私は考えます。
よって、世界遺産活動は世界平和へと繋がる!!と考えます。
いかがでしょうか。
今回はここまでです。
ではでは!!!
※今日、コンビニにアイスクリームを買いに行ったら、マイバックを忘れて
手で持って帰りました。溶けないように家まで猛ダッシュしましたが、完全に怪しい人でした(´;ω;`)
【どう決めているの?】世界遺産の顕著な普遍的価値とは??
こんばんは。
だいばおです。
今日、家で一緒に暮らしている猫ちゃんをお風呂に入れたのですが、
もちろん、大騒ぎでした(´;ω;`)(´;ω;`)
疲れました笑
さて、今回は世界遺産の顕著な普遍的価値について解説していきます。
世界遺産の登録の際には、【顕著な普遍的価値】という価値が必要になります。
なんとなく、登録でいいんじゃない??という感じでは決めてはいないのですね。
・顕著な普遍的価値とは、
「人類全体にとって現在だけでなく、将来世代にも共通した重要性をもつ価値」です。
評価するのは、世界遺産委員会諮問機関になります。(諮問機関は後で紹介します。)
その後、世界遺産委員会での審議に入るという流れです。
この顕著な普遍的価値を評価する基準に、登録基準というものがあります。
登録基準は10つに分けられています。
・ⅰ
人類の創造的資質や人間の才能を示す遺産で、世界的に有名な文化遺産の多くでこの基準が認められている。
・ⅱ
文化の価値観の相互交流を示す遺産で、交易路や大きな文明が接する位置に存在する遺産の認定が多い。
・ⅲ
残存するあるいは消滅した文化的伝統や文明の存在に関する証拠を示す遺産で、人類の化石遺跡なども含まれる。
・ⅳ
人類の歴史上の代表的な段階を示す建築様式、建築技術、科学技術の発展段階を示す遺産。
・ⅴ
独自の伝統的集落や、人類と環境の交流を示す遺産で、存続が危ぶまれている集落や景観もこの基準に含まれる。
・ⅵ
人類の歴史上の出来事や芸術、伝統、宗教などと強く結びつく遺産で、他の基準と併せて用いられることが望ましい。
・ⅶ
自然美や景観美、独特の自然現象を示す遺産で、世界的に有名な自然遺産の多くでこの基準が認められている。
・ⅷ
地球の歴史の主要段階を示す遺産で、地形や地層だけでなく、恐竜や古代生物の化石遺跡などもこの基準に含まれる。
・ⅸ
動植物の進化や発展の過程、独自の生態系を示す遺産で、現在進行中の生態学的、生物学的の代表例も含まれる。
・ⅹ
絶滅危惧種の生息域でもある、生物多様性を示す遺産で危機遺産リストに登録されている自然遺産の多くでこの基準が適用されている。
文化遺産がⅰ~ⅵ、自然遺産はⅶ~ⅹ、複合遺産は、両方を認められたものになります。
この登録基準での説明では、ピンと来ない人も多いのはないでしょうか?
それは一つ一つ、後で紹介したいと思います。
いかがでしょうか?
今回はこのへんにします。
ではでは!!
【ユネスコで最も成功した条約】世界遺産条約の目的!!
こんばんは!
だいばおです。
皆さん、体調に変わりはないでしょうか?
私は、昨日から部屋では長袖、長ズボンで過ごすことにしました。
クーラーで冷えると体調を崩してしまうので(´;ω;`)
でも、かなりいいです!暑くはなく、むしろちょうどいいです笑
さて、今回は世界遺産条約の目的についてです!
これまで、世界遺産条約の成り立ちやヌビアの遺跡群救済キャンペーンを解説しましたが、結局世界遺産条約は何がしたいんや( ;∀;)?という方もいらっしゃるのではないでしょうか? 解説します。
結論から言うと
・文化・自然遺産を一つの条約で保護し将来世代へ伝えてゆくための国際社会の協力体制の確立
目的になります。
特に重要なのは、将来世代へ価値の重要性を伝えるための国際協力体制の確立
だと個人的に考えています。
文化・自然遺産を同時に保護していく流れは、【世界遺産条約の成り立ち】という記事で書いてある通りです。世界遺産条約が出来た時にこの文化・自然遺産を同時に保護していくという目的はほぼ、達成されています。
(制度上まだまだ問題はあります、、、例えば、登録基準や緩衝地帯などです。)
よって、将来世代へ価値の重要性を伝えるための国際協力体制の確立
という部分が特に重要ではないかと思います。
実際に、世界遺産条約では、教育・広報活動の重要性が明記されています。
人々が遺産の価値や重要性を知ることが遺産の保護・保全で最も重要であるため、
世界遺産条約締約国は教育事業計画を立てることが求められていることからも、
この世界遺産条約は、いかに将来世代へ価値を伝えているかを重要としているか
理解して頂けたと思います。
まとめると、目的は
・文化・自然遺産を一つの条約で保護し将来世代へ伝えてゆくための国際社会の協力体制の確立
その中で
・教育・広報活動の重要性
が明記していることが重要である。ということでした!
いかがでしょうか??
今回はこのへんにします!
ではでは!!